みちくさの会とは?
「みちくさの会」とは
親と子が自然に親しみながら
体力づくりをする会です。
当日、集合場所に集まった 幼児 と その親(父親・祖父母大歓迎)が、自然の動植物とふれあい、遊び、観察しながら、川・海岸・野山をかけ回り、のびのびと体力づくりをしようとする人達の集まりです。
五感を育む
乳児から幼児期に特に重要なことは、さまざまな感覚や考え方に触れ、体験を重ねることで、のちの教育を受け入れ、能力を伸ばすための土台として欠かせないからです。
目・・・視覚
見たこと無いものを見ると「これはなんだろう?」と脳は活発に働き、集中力が研ぎ澄まされて見たものを吸収し、次の問題解決の糸を伸ばします。
耳・・・聴覚
鳥の声、虫の声、風の音、水のせせらぎ、草や木の葉のそよぎ、の聞こえる子どもに! 普段何気ない日常の音の中にも、いろんな音が詰まっています。
鼻・・・嗅覚
草の匂い、木の匂い、潮の香り、森の匂い、もちろん花の香りも。 この匂いや香りはどこから来るのかな?
口・・・味覚
食べてみよう! 山ぶどう、桑、ヨモギ、コクワ、木いちご、などなど。 自然の中には恵みがいっぱい! これは食べれるかな?おいしいかな?
肌・・・触覚
爽やかな風、冷たい風、ふわふわの綿毛、ガサガサの葉っぱ、木陰の涼しさ、落ち葉の下の温もり。
街中だけじゃこんな感覚味わえない!
未知の世界に遭遇し
好奇心で集中し
いろんなことに感動し
それらを吸収し
そしてさらに次の好奇心が・・・
コミュニケーション能力を!
子どもたちは、野外で遊びながら、違う人(年齢・男女)のいることに気づきます。 気づいた子どもたちはコミュニケーションをとろうとします。
子どもは同年齢の子どもがいるだけで、楽しい! 親も・・・・・です!
命の尊さ
命の尊さに気づいていく・・・・
自然の営みを五感で受け止めていくうちに、自然と人間の営みの関係を感じ取っていく。 自然あっての自分。 感謝の気持ちが育まれればよいのですが・・・
隊長からひとこと
札幌大谷第二幼稚園・大谷オアシス保育園 元園長 齊藤千代
「みちくさの会」をつくった動機は、1964年頃の自分の子育てがヒントになっています。泣きやまない子が、目を一点に集中させて見入っていたのが虫の世界です。時間を忘れ、集中している姿に感動。こんなにも夢中になる世界。そこには「生きた教科書の世界」がありました。そこで、毎日、野山に出かけて動植物から感動をもらってきました。そして「自分の子ども達だけが良い思いをしているのはもったいない・・・」との思いから他へも呼びかけてサークルにしました。続けていくうちに、これが子育ての原点と今も感じている毎日です。