活動記録

平成26年3月20日(木) 円山動物園

気温も積雪量も冬状態の動物園。でも春の日差しは温かく、その証拠に、動きの多い子どもは防寒着を脱ぎ、お腹をはだけて走りまわっていました。

動物園の通路の脇には3・4メートルも高く除雪された雪が積まれていました。それは子どもばかりでなく、大人も滑ってみたくなるような白い真綿(まわた)の滑り台。自然から頂いた無料のジェットコースター。これを誰も見過ごすわけがありません。先ず自分のお尻で滑り斜面。そして登り階段を作ってくれるのは小学生。それに、刺激されて我先にと滑り下りる2才さんたちのたくましさ!!

上って、滑り下りての繰りかえしに飽きないエネルギーの持続力に圧倒されながら、「楽しく遊んで体力増進」のお手本を見せて頂きました。

動物達もいち早く春を感じているようで、雪山で遊んでいる間中、いつもとは一味違う動物の「嬌声(きょうせい)」がしきりと聞こえてきていました。その声の持ち主は、「シロテテナガザル」。外に出ている白い手のシロテテナガザルは、大声で「春の歓声」「嬌声?」をあげていました。耳をつんざくようなその声は、やはり何かを求めているような声。「やはり春ですからお相手ですよね・・・」。この声も、この時期にしか聞かれないものかもしれません。こうしてみると、一年を通して動物園に来ても、その時だけの貴重な体験ができると心から思った瞬間でした。

この事は、子どもたちには今は分からないかも知れませんが、関心を持つ子になると、声の違いにその内に気が付き、科学者も出てくるような気がして、思わず顔がゆるんできました。


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